今回は、NIKE(ナイキ)ランニングシューズとして開発されたAIR SAFARI(エアサファリ)名作が復活!

NIKE(ナイキ)の語る上で欠かすことのできないAIR SAFARI(エアサファリ)はランニングシューズとして1987年に初登場を果たす!デザイナーはAIR MAX 1(エアマックス1)の生みの親でもあるTinker Hatfield(ティンカーハットフィールド)が手掛けた

後に、様々なモデルのサンプリングソースとして使用される事となるカラーブロッキングや独特なオリジナルパターンである「サファリ柄」を使用した事で、スニーカーマニアは勿論、現在のスニーカーヘッズからも絶大な支持を集めた名作となっている

NIKE約6年ぶりの再登場「AIR SAFARI」誕生秘話

80年代当時、NIKE(ナイキ)の周りでは「ファッション」に対していいイメージを持つものはいなかったそうだ!若き日のTinker Hatfield(ティンカーハットフィールド)が、バックグラウンドに持つ建築からインスピレーションを受けた大胆なアイデアを持って現れた

Tinker Hatfield(ティンカーハットフィールド)にとってアイデアとは、それまでの経験と出会いが編み出す集大成!すべてはインスピレーションから始まる

1987年NIKE(ナイキ)AIR SAFARI(エアサファリ)を一例に挙げると、 当時、Tinker Hatfield(ティンカーハットフィールド)は世界的に浸透していたSAFARI(サファリ)プリントをシューズにも取り入れたいと考えていたものの、具体的な実現方法は闇の中であった!

「上質で快適なものができあがる予感がしていた、スポーツシューズをあえてそれ以外のシューズに作り上げるというのはすばらしいアイデアだと考えたんだ」と、Tinker Hatfield(ティンカーハットフィールド)はNIKE(ナイキ)AIR SAFARI(エアサファリ)について回想している

「このアイデアをまとめ、示したものの、素材さえ選択できていなかった、そこで、ニューヨークに飛び、あらゆる店を巡った、そしてある家具店に、吸い寄せられるように入っていったことを今でも覚えている」

ニューヨーク滞在中に洒落た家具店に行き、 そこで高級なオーストリッチ革のソファを見つけ、オーストリッチレザーの独特な質感と模様にインスピレーションを受けたTinker Hatfield(ティンカーハットフィールド)は、その見た目をモダンなスニーカーに生かす必要があると考えた、彼はいくつかのアイデアをスケッチし、AIR SAFARI(エアサファリ)が誕生し、ようこそ真のアイコンの原点へ

ソールはAIR MAX 1(エアマックス1)のVisible Air(ビジブルエア)とは異ったアプローチで、AIR WINDRUNNER(エアーウインドランナー)と同じく内蔵型のAIR(エア)を搭載して優れたクッショニングを感じることができるはずだ

象徴的な斑点模様のサファリ柄は、高級ソファに使われていたオーストリッチからデザインの着想を得て生み出された!このアイコニックなテキスタイルは現在も多くのモデルに落とし込まれており、atmos(アトモス)別注で作られたAIR MAX 1(エアマックス1)SAFARI(サファリ)に使用されているカラーリングはAIR SAFARI(エアサファリ)からインスパイアされている

2018年2月中旬にデビューを果たしたAIR FORCE 270(エアフォース270)にもサファリ柄によって新たなスタイルが吹き込まれている!2018年に満を持してオリジナルカラーが復刻を果たした目を引くオレンジカラーのレザー、そしてシックな雰囲気を醸し出すブラックレザーのコンビネーションによって、サファリ柄の良さを際立たせている

アイデアが実現可能になると、NIKE(ナイキ)AIR SAFARI(エアサファリ)はすぐに製品化されたものの、社内での評判はよくなかった!「すばらしいアイデアだと考えていたのは、1人だけ、当時「ファッション」という言葉は禁句で、私たちはそれを使わないようにしていた」と、AIR SAFARI(エアサファリ)は述べている!ナイキ エア サファリは画期的なAir Packの一部として発売された

AIR PACK(エアパック)には、AIR SAFARI(エアサファリ)のほか、初公開のAIR MAX 1(エアマックス1)、AIR TRAINER 1(エアトレーナー 1)、AIR SOCK(エアソック)が含まれていたNIKE(ナイキ)AIR SAFARI(エアサファリ)はまもなく30周年を迎えようとしている!サファリプリントは現在のモデルでも利用され、新たな命をが吹き込まれている

重厚感あるオールブラックもラインナップし、約6年ぶりの再登場となり、いまも語り継がれるAIR SAFARI(エアサファリ)の魅力を再び認識できる一足となっている!