今回は、NIKE(ナイキ)AIR MAX PLUS(エアマックスプラス)通称「マップラ」のサイズ感と履き心地をレビューする

90年代にリリースされたAIR MAX(エアマックス)といえば、AIR MAX 90(エアマックス90)やAIR MAX 95(エアマックス95)やAIR MAX 97(エアマックス97)といった発売年がナンバリングされたモデルが有名だ

AIR MAX PLUS(エアマックスプラス)はそれらと肩を並べる今もなお絶大的な人気を誇る名作で、独自仕様のチューンドエアソールやプラスチックパーツを張り巡らせたアッパーなど、このモデルならではのディティールに魅了されるファンは多いはず

今回は、AIR MAX PLUS(エアマックスプラス)通称「マップラ」のサイズ感と履き心地を紹介する

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半永久的に人気を誇っているNIKEの代表的シリーズAIR MAXとは

NIKE(ナイキ)から初代AIR MAX(エアマックス)が発売されたのは、1987年3月のこと

ソールにAIR(エア)を注入する技術自体は1970年代後半にAIRTAILWIND 79(エアテイルウインド)で実証されていたものの、成功を収めたのはAIR MAX 1(エアマックス1)がきっかけである

最大の特徴は、外から見えるエア設計のVisible Air(ビジブルエア)で、デザイナーのTinker Hatfield(ティンカー ハットフィールド)は、パリにあるポンピドゥーセンターの「外から中の構造がみえている」という建築デザインからインスピレーションを受けてVisible Air(ビジブルエア)を完成させた

AIR(エア)を履き心地のためだけでなく、視覚でも楽しめるというアプローチで生み出されたAIR MAX(エアマックス)は、スポーツ市場はもちろんストリートも席巻

AIR MAX 95(エアマックス95)では前足部にもVisible Air(ビジブルエア)が搭載され、日本でも「エアマックス狩り」などの社会問題を起こすほど爆発的な人気を誇った

リリース当時流通量が少なかったAIR MAX PLUS通称「マップラ」特徴とは

AIR MAX PLUS(エアマックスプラス)は、1998年にリリースされたモデル

発売当初は米国の大手スポーツショップFOOT LOCKER(フットロッカー)限定でリリースされ、その後フットロッカー以外でも販売されるようになったことで日本でも人気に火がついた

「フルレングス ビジブルエア」を搭載したAIR MAX 98(エアマックス98)と同年に発売されたAIR MAX PLUS(エアマックスプラス)だが、Visible Air(ビジブルエア)に関しては、AIR MAX 95(エアマックス95)のような前後にわかれたものを採用している

このモデルならではの特徴として、AIR(エア)部分に樹脂製の半球状クッション材を組み合わせたチューンドエアを搭載

さらに、メッシュ製のアッパーはプラスチックパーツで覆われており、斬新なデザインで時代を牽引してきたエアマックスシリーズのなかでも、ひときわ存在感を放つデザインとなっている

90年代のAIR MAX(エアマックス)のなかではAIR MAX 95(エアマックス95)やAIR MAX 97(エアマックス97)が一般的には知名度が高いが、AIR MAX PLUS(エアマックスプラス)はスニーカーフリークに愛されてきた名作

日本では「マップラ」の愛称でも呼ばれていた

近年では、その独創的なデザインを活かしたカラーリングのモデルや、VAPOR MAX(ヴェイパーマックス)の「エアユニット」を搭載したモデルなども展開をしており、ストリートでの注目度を高めている

AIR MAX PLUS(エアマックスプラス)が、他のエAIR MAX(エアマックス)シリーズと異なる最大の特徴がエアクッショニングの部分

このモデルではTuned Air(チューンドエア)と呼ばれるクッショニングシステムを採用している

Tuned Air(チューンドエア)は、AIR(エア)の中に半球状のプラスチック樹脂材を重ね合わせて配置させたもの

この半球帯がサスペンションの役割を果たし、安定性を得るとともに着地時の衝撃を緩和する

Visible Air(ビジブルエア)は、ヒールのカーブを覆うAIR MAX 93(エアマックス93)のような配置し、前足部にもAIR MAX 95(エアマックス95)を設けている点は、AIR MAX 95(エアマックス95)のスタイルを踏襲している

AIR MAX PLUS(エアマックスプラス)の独創性は、Tuned Air(チューンドエア)のみにとどまらない

アッパーのデザインもAIR MAX(エアマックス)にはない独自の路線を貫いている

通気性の高いメッシュアッパーをベースに、ラバーによるギザギザ状のラインを配置し、ラバーパーツはパームツリー「ヤシの木」をモチーフにしたもの

見た目のインパクトだけでなく、まさにパームツリーの根のように足を固定し、足の横ブレを防いでフィット感を高める役割を兼ね備えている

1998年発売のオリジナルモデルでは鮮やかなオレンジカラーが採用されていた

当時製作を担当したデザイナーのSean McDowell(ショーン マクドウェル)によると、この大胆なスタイルは海に沈む夕日をイメージしたものとのこと

「ある日の夕暮れに、真っ青な空がダークブルーに変化し、パームツリーが風で揺れている様子を見たんだ」とSean McDowell(ショーン マクドウェル)は語った

フロリダのビーチで描かれた一枚のスケッチからAIR MAX PLUS(エアマックスプラス)誕生したのだ

スウッシュは90年代当時のAIR MAX(エアマックス)らしく、小さなロゴを採用している

ヒールに描かれた「Tn」の文字はTuned Air(チューンドエア)をあらわし、ロゴがあしらわれているのもAIR MAX PLUS(エアマックスプラス)ならではの特徴だ

アウトソールのデザインにも独自のこだわりがあり、中央部分はアッパー同様パームツリーを模したディティールに、「Tn」ロゴを配置

ヒール部分にはVisible Air(ビジブルエア)を連想させるクリアな窓を配している

4つ並べられた半球体のディティールはTuned Air(チューンドエア)を採用しているこのモデルならではだ

デザイン性だけでなく、ランニングシューズとしてハイレベルなパフォーマンスを発揮するためのトレッドパターンと、優れたグリップ力で安定した歩行やランを可能とする

地面との接地面が前後に分かれた「セパレートソール」になっているのもポイント

スニーカーのソールはフラットなものが多いが、AIR MAX PLUS(エアマックスプラス)では中央部分に隙間が設けられている

このセパレートソールによって、分厚いながらもスタイリッシュな雰囲気を演出しているのだ

AIR MAX PLUS通称「マップラ」のサイズ感と履き心地はいかに

AIR MAX PLUS(エアマックスプラス)は横幅が非常にタイトで、甲も高く、作りは小さめ

横幅がやや細い方は、普段履いているサイズのハーフサイズアップがオススメ

余裕を持って履くのならワンサイズアップでも問題ない

アッパーの形状はAIR MAX 95(エアマックス95)に似ているが、サイズ感はよりタイトなAIR MAX 97(エアマックス97)に近い印象

エッジの効いたNIKE(ナイキ) AIR MAX PLUS(エアマックスプラス)のTuned Air(チューンドエア)体験でワンランク上の安定感と抜群のクッショニングを発揮

クラシックな90年代スタイル、自然をイメージした波状のデザインライン、通気性の高いテキスタイルが特徴の挑戦的なスタイル