今回は、PUMA(プーマ)のど定番スニーカーCLYDE(クライド)とSUEDE(スウェード)の違いについて紹介する

CLYDE(クライド)とSUEDE(スウェード)はデザインがほぼ同じなのと、履き心地とサイズ感もほとんど変わらない2モデル

CLYDE(クライド)とSUEDE(スウェード)の唯一の違いは、スニーカーのサイド部分に記されたモデル名の表記やフォームストライプの仕様などが挙げられる

そして、SUEDE(スウェード)のヒールにはPUMA(プーマ)のキャットマークがあるが、CLYDE(クライド)には無いくらいでさほど変わりがないモデル

今回は、CLYDE(クライド)とSUEDE(スウェード)の魅力と、違いについて紹介できればと思う

PUMAのど定番スニーカー「CLYDE」の魅力とは

PUMA(プーマ)CLYDE(クライド)は、1973年に誕生したプーマのバスケットシューズ

バスケットボールプレイヤーのWalt Clyde Frazier(ウォルト クライド フレイジャー)が、PUMA(プーマ)のスウェード製のシューズのカスタムメイドを要望したことをきっかけに生まれた1足

CLYDE(クライド)は、Walt Frazier(ウォルト フレイジャー)の愛称から命名されたシグネチャーモデル

1979年からは、Walt Frazier(ウォルト フレイジャー)とPUMA(プーマ)の契約終了を期にSUEDE(スウェード)と改名された

CLYDE(クライド)は、1968年にメキシコで行われた国際大会にて、男子200mのゴールドメダリストのTommie Smith(トミー スミス)が着用していたスウェード製のトレーニングシューズCRACK(クラック)がベースとなっている

CLYDE(クライド)は、1973年から1979年まで約7年間に亘って生産されて、50周年を記念し、2006年、2018年に次ぎ記念すべき3度目の復刻されている

PUMAのど定番スニーカー「SUEDE」の魅力とは

PUMA(プーマ)のスニーカーの中でも最も人気の高いスニーカーであるSUEDE(スウェード)は、1960年代後半に誕生したスエード素材を使ったプーマのトレーニングシューズが始まり

1968年のメキシコ五輪では、金メダリストのTommie Smith(トミー スミス)が表彰台でこの靴を掲げ、黒の革手袋をした右手の拳を上げる人種差別撤廃のパフォーマンスで大きなインパクトを残した

1973年には、当時ニューヨークで活躍をしていたプロバスケットボール選手、Walter Frazier(ウォルト フレイジャー)がシグネチャーモデルとしてPUMA(プーマ)CLYDE(クライド)をリリースすることに

1990年代にはヒップホップグループのBEASTIE BOYS(ビースティ ボーイズ)が着用したことで大きな話題に

ニューヨークを中心にローカルのバンドシーンでもPUMA(プーマ)を履く人々が続出した

プロスケーターのScott Bouren(スコット ボーン)が使用したこともあり、ブレイクダンサーやスケートボーダーからの人気も再燃

現在ではストリート、ファッション、ポップカルチャーを代表する人物やブランドとコラボしながら、さまざまなスタイルに合わせやすい不朽の名作として愛用され続けている

PUMAのど定番スニーカー「CLYDE」と「SUEDE」の違いとは?

SUEDE(スウェード)に非常に似ているモデルとして、勝るとも劣らない人気を誇るCLYDE(クライド)

似ているのも当然の話で、元々はPUMA(プーマ)のSUEDE(スウェード)スニーカーをバスケット選手としてNBAの殿堂入りを果たしたWalter Frazier(ウォルト フレイジャー)のシグネチャーモデルとしてCLYDE(クライド)を発表、その後ストリート向けに派生したモデルがSUEDE(スウェード)という背景がある

ちなみにCLYDE(クライド)というモデル名はWalter Frazier(ウォルト フレイジャー)のニックネーム

CLYDE(クライド)もSUEDE(スウェード)も、ルーツはバスケットシューズなのだ

冒頭で紹介しているが、違いとしては、スニーカーのサイド部分に記されたモデル名の表記やフォームストライプの仕様などが挙げられる

また、SUEDE(スウェード)のヒールにはPUMA(プーマ)のキャットマークがあるが、CLYDE(クライド)には無い

製法に関しても元々は圧着式ソールだったが、スポーツ用のCLYDE(クライド)にはサイドマッケイ製法を先行して採用

サイドマッケイ製法は、靴の甲革の周りを囲ったソールを、甲革のサイドから縫い付ける製法で、スニーカーなどのカジュアルシューズに多く見られる
サイドマッケイ製法は、靴底が外れてしまうことを防ぐための技術
圧着式ソールとは、靴の製法の1つで、靴の甲部と靴底を接着剤で貼り合わせ、圧着機で底付けする製法で、広い分野で使用されている
圧着式ソールの特徴は、靴底を2重にすることで、重量を抑えつつ頑丈に仕上がり、構造がシンプルなので水にも強いこと

現在は逆で、SUEDE(スウェード)がサイドマッケイ、CLYDE(クライド)が圧着式となっている

CLYDE(クライド)のサイズ感は、横幅が狭く縦幅が大きいPUMA(プーマ)独特のサイズ感で、PUMA(プーマ)のスニーカーの中では、幅が大きいほうだ

通常のスニーカーと同等のサイズ感だが、幅が狭い人は大きく感じるかも知れず、普段履いているサイズよりハーフサイズアップを選ぶと、少し余裕を持って履くことがでる

SUEDE(スウェード)のサイズ感は結構小さめで、きゅっと細くて甲も低い、といったため、最低でもワンサイズアップがオススメ

サイズについてだが、PUMA(プーマ)のスニーカーは、きつい、小さい、せまい、という声が多く見られる通り、横縦幅共に少しタイトな作りである

加えてトゥがコンパクトであるため爪当たりを起こす可能性が高く、結構特殊なPUMA(プーマ)のスニーカー縦横の圧迫が強すぎないか、小指の接触が不快ではないか注意していただきたい

甲高、幅広の足に該当する人やゆとりをもって履きたい人は普段の靴よりハーフサイズアップするのがオススメ