今回は、20代後半の人に支持されてるWTAPS(ダブルタップス)が人気な理由を考察する

WTAPS(ダブルタップス)は1993年に前身の「40% against rights」 としてスタート、翌1994年に WTAPS(ダブルタップス) として本格な活動したブランド

一時的な活動停止も経て、1996年頃より再始動し、ミリタリーウェアをベースに、その枠だけにはとどまらない斬新なアイテムを送り出している

ミリタリーウェアを着用する若者が増えているため、現在かなり需要が高いブランドの一つだ

WTAPS(ダブルタップス)が人気な理由とコラボしてきて超絶話題となったコラボについて紹介できればと思う

日本発のストリートファッションブランドWTAPSとは

日本発のストリートファッションブランドWTAPS(ダブルタップス)について紹介する

日本発のストリートファッションブランドWTAPS(ダブルタップス)

ストリートブームが巻き起こった1990年代は、裏原系のストリートブランドがたくさん誕生した

しかし2020年以降、それらのうちほとんどのブランドは姿を消していった

そんな中、WTAPS(ダブルタップス)は現在も独自のスタイルを貫き、20代〜40代の男性を中心に絶大な人気と評価を得ている

WTAPS(ダブルタップス)の創業者は、日本人デザイナーの西山 徹(にしやまてつ)

WTAPSのブランドコンセプトは「Placing things where they should be.」

直訳すると「あるべきものをあるべき場所へ」という意味

西山 徹(にしやまてつ)とは1974年に東京都渋谷区で生まれ、幼少期からストリートカルチャーに興味を持っており、12歳の頃にはスケートボードをはじめた

10代後半はストリートブランドStussy(ステューシー)のショップでアルバイトをしながら、ストリートやスケートカルチャーに関する知識を深めていった

そんな中、当時DJのスタイリストとして活躍していた滝沢 伸介(たきざわ しんすけ)と運命的な出会いを果たした

ストリートカルチャーに対する見解とデザインの方向性で意気投合したふたりは、1994年にストリート系アパレルブランドNEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)を立ちあげた

NEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)について記事を書いてるので、こちらの記事も併せてチェックしていただけると幸いだ

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【徹底考察】原宿を中心としたオリジナルファッションブランドNEIGHBORHOODとは

コンセプトは「モーターサイクル、ミリタリー、アウトドア、トラッドなどの要素を独自の解釈で昇華したベーシックな服作り」をテーマにアイテムを制作

当時の定番アイテムは、バーシティジャケットやレザージャケット、ダメージジーンズなどだった

NEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)は90年代のストリートファッションを代表するブランドのひとつとなり、裏原カルチャーを大いに盛り上げていったブランドの1つ

現在、西山 徹(にしやまてつ)はNEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)の経営に直接関わってはいなかったが、滝沢 伸介(たきざわ しんすけ)との個人的な交流は続いているようだ

NEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)だけでなく、西山 徹(にしやまてつ)は1993年に自身のアパレルブランドFORTY PERCENT AGAINST RIGHTS(フォーティーパーセント アゲインストライツ)も設立

ブランド名の略称は「FPAR」

設立時には、グラフィックデザイナーの「スケートシング(本名:中村晋一郎)も協力してくれた

設立当時は、シルクスクリーンプリントのアパレル商品をメインに販売しており、アイコニックなデザインが話題となった

しかし、西山 徹(にしやまてつ)は1996年にこのブランドを閉業

その精神を引き継ぎつつ、新ブランドWTAPS(ダブルタップス)を立ちあげることとなった

1996年、西山 徹(にしやまてつ)は自身がメインデザイナーを務めるWTAPS(ダブルタップス)をついに始動させる

自分が大切にしているファッション性はそのままに、あくまでシンプルなアイテムを作ることをテーマに設立

また、前身となったFORTY PERCENT AGAINST RIGHTS(フォーティーパーセント アゲインストライツ)よりもさらにデザイン性を追求したアパレル商品を製作することをテーマに展開している

現在は南青山にある本店のほか、日本各地のセレクトショップで商品を販売しています。

なお、余談となりますが、一時閉業となったFORTY PERCENT AGAINST RIGHTS(フォーティーパーセント アゲインストライツ)は、13年の時を経て2009年に再始動

アパレル商品を売るいっぽう、アパレルに関するシニカルなメッセージを発信するメディアとしても機能している

WTAPS(ダブルタップス)はシンプルでまとまったデザインを大切にしており、ストリート系ブランドでありながら、都会的なシルエットとミリタリー要素を融合させた独特なアイテムを発表している

スポーティでありつつも、都会のライフスタイルに自然に溶けこむデザインが、多くの男性ファンを魅了し続けている

WTAPSが過去にコラボしたブランドを紹介

最後に、WTAPS(ダブルタップス)が過去にコラボしたブランドを紹介する

WTAPS(ダブルタップス)が、Luke Meier(ルーク メイヤー)率いるOAMC(オーエーエムシー)とタッグを組んだコラボジャケットを2022年10月12日リリースされた

環境や社会に対してポジティブなメッセージを伝えていくことを理念に、ヴィンテージアイテムをカスタムし再構築するラインPEACEMAKER(ピースメーカー)

そんな彼らの活動にOAMC(オーエーエムシー)が共感して製作したPEACEMAKER(ピースメーカー)ジャケットをフィーチャーした

今回のコラボでは、一点一点表情の違う古着のキルティングインナージャケットに、WTAPS(ダブルタップス)らしいグラフィックの刺繍と特別なオリジナルラベルを装飾されたアイテムが展開

さらに、限定121着のシリアルナンバー入りアイテムとなっている

発売日:2022年10月12日
価格:63,000円(税込)

New Balance(ニュー バランス)とWTAPS(ダブルタップス)「992」 のグローバルコラボレーション企画第1弾となるWTAPS(ダブルタップス) × New Balance 「M992WT」を2020年5月1日に発売された

今年、初めて復刻された「992」は、ブランド創立100周年の2006年に発売

Steve Jobs(スティーブ ジョブズ)が愛用していたことでも知られている

前身の「991」ベースに、優れた衝撃吸収性を有するクッション材「ABZORB SBS」をかかとのミッドソールに搭載し、機能性を高めている

今回のコラボは、オリーブドラブとグレーの2トーンカラー

ミッドソールには、WTAPS(ダブルタップス)を象徴するオレンジを採用している

スエード、ヌバック、メッシュ 、そしてシンセティックレザーという4種のマテリアルを組み合わせているのもポイントとなっている

シュータンとヒール部分のシンセティックレザーは、西山 徹(にしやまてつ)がプライベートで愛用していた「998」のディテールをアレンジしたもの

発売日:2020年5月1日
価格:¥39,600円(税込)

第2弾となるWTAPS(ダブルタップス)のアイデンティティカラーであるグレーをWTAPS(ダブルタップス)の視点で再解釈されたモデルが2021年8月27日に発売された

フットウェアは1988年の発売以来、幾度となく復刻されてきた990v2をベースにモデル採用された

シュータンとカラーストラップとヒールタブ等に使用したシンセティックレザーの型押しのテクスチャーは、デザイナー西山 徹(にしやまてつ)がプライベートで愛用していた998のディテールからサンプリングされているのが特徴

また、フォクシングに刺繍されたWTAPS(ダブルタップス)のロゴとNew Balance(ニュー バランス)を代表するデザインの「USA」 の型押しロゴがアクセントになっている

アパレルは、WTAPSR ACADEMYWTAPS(ダブルタップス アカデミー)シリーズのデザインディティールやパターンを用いたショートスリーブTシャツ、ロングスリーブTシャツ、スウェットシャツ、フーディをラインナップされた

カラーは各アイテムグレーとネイビーの2色を展開し、「Made in U.S.A.」のクラシックなファブリックを用いて現代的なシルエットにアレンジしている

また随所にNew Balance(ニュー バランス)の900番台シリーズからインスパイアされたグラフィックやロゴが配されている

発売日:2021年8月27日
価格:¥42,900円(税込)

Sacai(サカイ)とWTAPS(ダブルタップス)のコラボアイテムが、2023年3月31日より、東京は神宮前で開催の期間限定ストアHello Sacai(ハローサカイ)にて発売される

両者にとって初となる今回のコラボでは、それぞれのブランドのミリタリーウェアをハイブリッドさせた、シャツとパンツを用意された

ベースには、シャツとパンツ共に、1本ステッチのラインをあしらった、WTAPS(ダブルタップス)の定番MILL(ミル)シリーズで展開される2型を採用

MILL(ミル)シリーズとは、WTAPS(ダブルタップス)が1996年のブランド設立当初より製作し続けてきた、アイコンであるユニフォームに対する思い入れやアイデアを突き詰めた新たなカテゴリ

マニアックなこだわりの数々をオーセンティックな表情の内側に込めた、WTAPS(ダブルタップス)が考える究極のユニフォーム

リップストップやバックサテンの生地を用いつつ、ナイロンツイル、ポケットなど、Sacai(サカイ)らしいアレンジを加えたデザインが登場した

各アイテムに、洗い加工が施されているのもポイント

新品ながら、まるで着込んだような風合いを楽しめるようなデザインとなっている