今回は、KEEN(キーン)のハイブリッドフットウェアNEWPORT(ニューポート)サイズ感・履き心地について紹介する
「つま先を守るサンダル」というコンセプトのもとに開発されたKEEN(キーン)のアイコンモデルだ!サンダルの開放感と指先を守ってくれるシューズの頑丈さをあわせ持ったハイブッリドな一足海や川など水辺でのアウトドアシーンだけでなく、ご旅行や普段のちょっとしたお出掛けなど幅広いシーンでお使いいただける!
つま先をアスファルトにぶつけた痛い経験がきっかけとなり、敬遠するようになった人も多いはず!オススメなのが、スニーカーでもサンダルでもないフットウェアNEWPORT(ニューポート)だ!スニーカーと比較すると長時間の歩行には向かず、また足の露出面積が広いためけがのリスクも高くなり、サンダルが気になってくる夏にピッタシの一足だ
KEENハイブリッドフットウェア「NEWPORT」とは
2003年にアメリカで発売されたNEWPORT(ニューポート)は、汎用性と安全性の高さから大ヒットを記録し、現在までに累計3000万足という驚異的な売り上げを達成している
アウトドアリテーラーショー(※世界最大級のアウトドア用品の展示会)に小さなブースを出したところ、経験豊富なシューズバイヤーさんの間で多用途に使えるフットウェアとして評判になった!コアなアウトドアショップから、中高年のお客様がウォーキングシューズを購入される「ブラウンシューズショップ」と呼ばれる街の靴屋さんに至るまで、多種多様なお店で展開していただくことができた
発売直後から幅広いユーザーに受け入れられたのは、KEEN(キーン)の魅力をいちはやく理解してくださったショップの力も大きかったそうだ!つま先を覆う部分とアウトソールが一体化した形状のアウトソールは、今となっては珍しくないディテールだが、NEWPORT(ニューポート)がオリジナル
NEWPORT(ニューポート)を生み出したデザイナーはヨット愛好家でもあり、かねて船上で安全かつ快適に使えるフットウェアを模索していた!デッキ上で使用するとなれば、水はけの良さはもちろん、つま先をロープや危険な突起物から守る必要があり、当時は二つの条件を満たしたシューズが見当たらなかった
デザイナーが考案したのが、ソールと一体になった樹脂製つま先ガード「トゥプロテクション」だった!このありそうでなかった機能こそが、ニューポートの汎用性を生み出したと言っても過言ではない
サンダルの急所であるつま先を覆ってしまうことで、水辺だけでなく、アウトドアフィールドや街中はもちろん、「サンダル履き厳禁」とされてきたスケートボードや自転車に乗るシーンでさえ使えるようになったからだ
シリコンを含有するウォータープルーフのヌバックレザーを使っているため、通常のレザーサンダルと比べて水を吸いにくく、劣化による割れも起こりにくい、また解剖学に基づくデザインが生み出す包み込むようなフィット感も特徴だ!さらに内側にも履き心地を高める配慮が施されているという
レザーサンダルにありがちな靴擦れを防止するため、ライニング(裏地)には非常に柔らかなゴム系素材SBR(スチレンブタジエンラバー)を採用しており、足あたり感が良く、フィット感も高いだけでなく、素肌で触ってもアレルギーが起きにくいのが特徴で、履き心地はスポーツシューズに近い!速乾性も備えているので少々濡れても、しばらくすれば乾いてしまう!
デザインに隙間を採用したことも手伝って、通常のスニーカーよりもハードな動きに追従してくれるというアッパーと、裏地に使われている「SBR」もストレッチ性を備えている!足裏にフィットするように設計された「アナトミカルフットベッド」表面には肌ざわりが良く、滑りにくいマイクロファイバーの生地を採用
1985年ごろに登場したストラップ式のスポーツサンダルは、ボートを操って観光客を案内するリバーガイドの要望を受けて誕生した!そのためボートを背負って川辺を歩くことは想定してはいるものの、比較的薄めで簡易なソールを採用したアイテムが多く、長距離の歩行に向かない
一方、しっかりと陸上を歩くことを想定しているNEWPORT(ニューポート)は、高いクッション性を備えたソールを採用しており、構造はハイテク系スニーカーとほぼ同一、堅牢性の高い「カーボンラバー」、ミッドソールにクッション性の高い「コンプレッションEVA」、足裏に触れるフットベッドには立体成型された「圧縮EVA」という三種の素材を採用しており、ソフトな履き心地であるにもかかわらず、長時間履いても疲れにくい
ソール内部にはトレッキングシューズなどに使われる「シャンク」と呼ばれる芯材を内蔵して剛性を高めているため、足が段差などに引っ掛かってもひねりにくく、歩行時の安定性も高いという!ソールは非常に幅広なので安定性が高く、ラグ(溝)は靴底からサイドまで伸びている!岩場などをしっかりグリップ出来るようにとの配慮だ
ソールパターンにも汎用性を高めるための配慮が詰め込まれており、舗装路を歩きやすいフラットな面を確保しつつ、同時にトレッキングシューズに近い太く深いラグ(溝)を大胆に配置しているため、岩や障害物などの多い山道でも安定感が高い!「レーザーサイピング」と呼ばれるタイヤのような細かい切れ込みは接地面から水を押し流す働きもあるため、ヨットのデッキ上や水に濡れたタイルの上を歩いても滑りにくい!ソールを曲げるとすべりにくさを高める「レーザーサイピング」があらわれる
ですからNEWPORT(ニューポート)は、革新的であると同時に靴の原点に回帰したアイテムだともいえるのかもしれない!KEEN(キーン)はスニーカーでもサンダルでもなく、幅広い用途に使える「ハイブリッドフットウェア」を多数展開している!そのコンセプトの原点であり、最高到達点のひとつがNEWPORT(ニューポート)なのだろう!もしかすると夏用シューズは、この一足があれば十分だ!
KEENハイブリッドフットウェア「NEWPORT」サイズ感・履き心地
サイズ感はフィット感と開放感をあわせ持った作り、つま先部分はゆったりとした開放感のある履き心地が特徴の一足だ!調節が可能な伸縮性のあるコードとバックベルトがしっかりと足全体をホールドしてくれる!ヒール高は約3cm、
クッション性、屈曲性に富んだ底周りは、弾むような歩き心地が特徴
足裏の形状に合わせて立体成型されたEVAフットベッドインソールと表面は滑りにくく、クッション性にも優れたナチュラルなフィット感をもたらしてくれる!まるでタイヤのようなラグパターンを持つラバー製アウトソールと耐摩耗性に優れ、全方向に対して高いグリップ力を誇っている
フィット感のある履き心地とドローコードを絞めたり緩めたりして幅の調節が可能!普段通りのサイズかワンサイズアップ履くことをオススメする!素足のみで着用される方や華奢な足の方は普段通りのサイズ、ゆったりとしたサイズ感がお好みの方、素足、靴下併用で履かれる場合はワンサイズアップしても良い!