今回は、デニム好きが選ぶ人気ブランド7選!国産から海外の最新ジーンズを紹介する

はき慣らして経年変化が現れたときに、それまでとは違った魅力を放ち始めるジーンズ

そんなジーンズ最大の特徴といえるデニムの経年変化を楽しむには、生地の質や縫製のクオリティが重要となってくる

そして、メンズファッションの定番中の定番にして、最も奥が深いアイテムこそがジーンズ

そんな「王道アイテム」を極めるべく、世界でも評価が高い国産ジーンズから海外定番ブランドのロングセラーアイテムまで、長く愛用できるジーンズブランドを紹介する

初心者オススメ!ジーンズの魅力と選び方を紹介

初心者オススメ!ジーンズの魅力と選び方について紹介する

ファッションの第一歩目から、ジーンズマニアまで、幅広い人に長年愛されているジーンズ

そもそもジーンズは、鉱夫(金の発掘)のために作られたもので、その歴史とともに激しい労働にも耐えられるようにアップデートしてきた

マニアの心を掴んで離さないのが、ジーンズでしか味わうことができない経年変化業界用語で言うと「エイジング」とも言う

ジーンズの最大の魅力は、衣類の中ではずば抜けた耐久性と経年変化の色落ちが魅力だ

インディゴで染めた糸が摩擦や洗濯で色落ちしていくことで、履く人のライフスタイルに寄り添った世界にひとつだけの表情になる

「ひげ」や「蜂の巣」と言われるエイジングがジーンズマニアの間では人気の一つ

色落ちも何も加工がされていないものを通称「生デニム」と言い、まっさらなジーンズが育っていく様子を楽しめるので、「とにかくエイジング!」という方にはオススメだ

その他にも、自分の動きに沿って経年変化していくので、オーダーメイドよりもはるかに履き心地がよくなるという副産物的効果もある

ジーンズを選ぶ最初のポイントになるのが、シルエット選びで、同じブランドが同じ生地で作ってもシルエットが違えばそれはもう全くの別物

シルエットの種類によって似合うファッションが分かれるので、普段のコーディネートに取り入れやすそうなブランドを見つけていただけると幸いだ

「国産ジーンズ」と「海外ジーンズ」の違いとは!?

ジーンズといえば海外製のイメージが強いが、日本にもたくさんのジーンズブランドも有名どころ

国産ジーンズの魅力としてまず挙げられるのが、高品質で、色染や縫製が丁寧なのがメリット

例えば、江戸時代から綿作が盛んに行われている備中と備後地域(現在の岡山県と広島県の一部)では、伝統技術である藍染めを用いたジーンズが作られており、国内外を問わず高い評価を得ている

手先が器用な日本人が手掛けたジーンズは、縫製や染めにこだわりがあり、海外製品に比べて細部にまで配慮されているのが特徴

海外のブランドに比べ、日本人の体型にあったシルエットのアイテムが多いのも国産ジーンズの魅力の1つだ

それに対して、海外ジーンズはアメリカ発の世界的アパレルメーカーのLevi’s(リーバイス)など、今売られているデニムの原型がLevi’s(リーバイス)によって世界に広めらた

歴史が長いために、海外ジーンズは本場や王道といったイメージを持っている方はず

しかし、海外の大手ブランドは、ジーンズの量産体制を整えるべく、人件費の安い発展途上国へ工場を移した結果、廉価品が横行していることも事実だ

海外のジーンズはブランド力が高いため、常に人気が高く、ファッションアイテムとしての所有欲を満たしてくれるのも事実

EDWIN

EDWIN(エドウイン)は、日本を代表する老舗ジーンズブランドで、1961年に設立され、2021年には60周年を迎えた

EDWIN(エドウイン)というブランド名は、デニムの英語表記「DENIM」を自由に並び換えて付けられた

「D」と「E」を入れ替え、「NIM」を反転し「WIN」にしたことに由来し、東京の旧称「江戸」(EDO)と勝利(WIN)の意味も持っている

EDWIN(エドウイン)の前身は、1947年に創業した「常見米八商店」

米軍払い下げの衣料品の卸しから始まり、中古ジーンズの輸入販売も手がけるようになった

1961年からはアメリカからデニム生地を輸入して国内縫製を行い、オリジナルジーンズの販売を開始

EDWIN(エドウイン)では、時代とともにデニム開発、洗い加工開発、フィット開発、縫製技術開発等を行い、常に新しいジーンズを創りつづけている

1997年には「503」シリーズが誕生をし、1983年には、日本国内におけるジーンズの売上高トップに立つに至った

EDWIN(エドウイン)の人気ジーンズは、「404」ゆったりストレートで、スポーツマン体型の人もすっきりと履けるようにデザインされたやや太めのストレートシルエットだ

インターナショナルベーシックで、EDWIN(エドウイン)の中で最も多く生産され、約200万本以上販売されているロングセラーシリーズとして知られている

Levi’s

Levi’s(リーバイス)は、1870年代にアメリカはサンフランシスコで誕生したジーンズブランド

1873年5月20日に、起業家であるLevi Strauss(リーバイ ストラウス)が世界で初めてジーンズを開発したことからブランドがスタートした

Levi’s(リーバイス)は、ジーンズを作業着から一般的なファッションアイテムとして広く世の中に認知させたことで有名

1890年にはジーンズの原点「501」を発表し、1960年後半にはファッションを楽しむために作られた「505」、1971年には世界で初めてブーツカットシルエットの「517」をリリースするなど、各時代を象徴するデニムを誕生した

Levi’s(リーバイス)のアイコンとなっているのは「501」シリーズ

  • 511:スリムなストレートのシルエットで、股上が浅く、スッキリとした印象を与える
  • 501:レギュラーストレートのロット番号で、膝から裾にかけて全体のバランスがよく、シンプルに着こなせる
  • 505&501:よりも股上が深く、腰回りがゆったりとしている
  • 501XX:1800年代後半に作られ、全てのジーンズの原型となった種類とも言われている
  • 550:旬なリラックス感を手に入れる
  • 606:永遠の若さを手に入れる

「511」はLevi’s(リーバイス)の中で一番人気で、現代的なジッパーフライを採用しており、「501」は昔ながらのクラシックなボタンフライを採用している

「511」はLevi’s(リーバイス)の中で一番人気で、現代的なジッパーフライを採用をし、「501」は昔ながらのクラシックなボタンフライを採用している

DIESEL

DIESEL(ディーゼル)は、1978年にRenzo Rosso(レンツォ ロッソ)がイタリアで設立されたプレミアムカジュアルブランド

ジーンズを中心としたトータルカジュアルブランドで、5ポケットのジーンズを中心に、メンズ、レディスのウェア、シューズやバッグ、アクセサリー、時計、サングラス、アンダーウェア、フレグランスなどを幅広く展開している

デコラティブかつトレンド感のあるデザインを巧みに落とし込むクリエイティブで知られており、ハードなダメージ加工やラグジュアリーなシルエットがDIESEL(ディーゼル)のジーンズの特徴

特に、注目したいのが2011年に発売するや否や極上のはき心地で大ヒットとなった「ジョグジーンズ」シリーズ

DIESEL(ディーゼル)のジーンズは、イタリアらしい質実な作りとスタイリッシュな雰囲気が特徴で、メンズとレディースを問わず多くの人から支持されている

DIESEL(ディーゼル)らしいハードな加工も可能と、まさに同ブランドの技術力とデザイン力の結晶といえるアイテム

  • ジョグジーンズ:帰宅後にジーンズをはき替えなくてもいいようにという発想から生まれたアイテムで、デニムとスウェットの2大ファブリックが融合している
  • 地球に優しい土に還るデニム:カンディアーニ社が開発した技術COREVA(コレバ)を採用し、100%天然ゴムを原料とする植物由来のストレッチ糸を使用し認証されたオーガニックコットンとブレンドすることでプラスチックを一切使用しない環境に優しい伸縮性のある糸が生まれている
  • Diesel Rehab Denim(ディーゼル リハブデニム):廃棄物を再利用したカプセルコレクションで、デニムの製造工程を再構築し、不遜なアティテュードやユーモアのセンスをデザインに反映させている

スウェット素材をデニム生地のように織り上げたモノで、デニムらしい風貌を残したまま着心地は部屋着級の快適さ

LEE

Levi’s(リーバイス)と並ぶアメリカンジーンズの二大巨頭として数えられるのがLEE(リー)

当初から両社は、ライバルとして意識しあっていたのか、Levi’s(リーバイス)がリベット留めの特許を取得したのに対しLEE(リー)は「馬の鞍がリベットで傷つく」という理由でリベットではなく閂(かんぬき)ステッチによる補強を採用

Levi’s(リーバイス)が、ざっくりとしたドライタッチな風合いの右綾のデニムを採用したのに対し、LEE(リー)は基本的に表面がフラットでソフトな左綾のデニムを用いる(物資統制下にあった1940年代の「101-B」や1970~80年代頃の一部製品には右綾生地のものもあります)など、同じように見えてまったくコンセプトの異なるジーンズ作りを行っている

デニムの原点として今も熱狂的な支持を集めているLEE(リー)の、トレンドファッションに左右されないジーンズの本質を極めた逸品

50〜60年代のオリジナルジーンズに近い股上が深めのタイプがメインで、昔ながらのがっしりと肉厚なジーンズが好きな方にオススメ

LEE(リー)のデザインの文字が入ったレザーパッチや、ロゴが刻印されたボタンなど、シンプルなデザインのなかにもワンポイントを加えられ、どんなコーデにも合わせやすい1本

そして、そのLEE(リー)のモノ作り精神の決定版として結実したのが「101Z」

映画「理由なき反抗」でJames Dean(ジェームス ディーン)が着用したことでも知られ、それまで労働着として認知されていたジーンズを一気にファッションピースにまで成長した

糸の撚り方向の関係で、色のタテ落ちをしやすい性質がある

Wrangle

Levi’s(リーバイス)やLEE(リー)が今やファッション的なジーンズだとしたら、Wrangler(ラングラー)は現役バリバリのワークウェア

なにせ今でも米国南部のロデオ競技会や牧場を訪れてみれば、カウボーイたちがはいているジーンズはほぼ例外なくWrangler(ラングラー)製だ

彼らがそれほどまでWrangler(ラングラー)を愛する理由は、洗ってもよじれず破れにくいブロークンデニムの採用や、ガッチリと補強しつつも鞍を傷つけないフラットリベット、馬に乗っているときに使いやすい「ロデオ ベン ウォッチポケット」といった、徹底的にカウボーイのことを考え抜かれた作りにある

1964年に誕生した「13MWZ」は織り方を変えることで、ねじれを防ぐブロークンデニムを初めて採用したモデルとして知られている

「11MWZ」は、ラングラーの代表的なシルエットのジーンズで、ゆったり感を残しつつ、テーパードシルエットになっている

裾幅はウエストサイズに合わせて22cmあり、ブーツとの相性も良いのが特徴

「13MWZ」は、1964年に発表されたカウボーイに愛され続ける傑作モデルで、馬具を傷つけないフラットなリベットや、ウエストバンドと平行してデザインされた「ロデオ ベン ウォッチポケット」など、独自性のあるディテールが光っている

「13MWZ」は、1974年に全米プロロデオカウボーイ協会の公式ジーンズに採用をし、鞍上での安定と、シャツインのカウボーイスタイルを考慮し、股上は深め、腰周りもやや余裕がある

ブーツと合わせ易い様、広めに取られた裾まで、綺麗な直線を描くストレートシルエットが特徴

岡山デニム

日本産のデニム生地は品質が高いことで世界的に知られているが、その中でも特に名産地として知られているのが岡山産

岡山デニムがグローバルな評価を得ている証拠として、これまでにGUCCI(グッチ)、PRADA(プラダ)、LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)、CHANEL(シャネル)といった名だたるラグジュアリーブランドにも採用されてきた背景が強い

岡山デニムの中心地は、倉敷市の児島で、綿花の栽培が盛んに行われてきたエリアだ

それを利用した木綿織業が発展し、世界でも有数の繊維産業の街になり、1960年代からは綿花を原料とするデニム生地の生産をスタート

それに伴い、デニムの縫製工場や加工工場も増えていった背景がある

同じ岡山県内の井原市では藍染めが活発で、特に優れているのが芯白の糸を生み出す技術

外側だけ染まっても芯の部分が白のままで残った糸は、デニム生地ならではの味わい深い色落ちを生み出すのに重要なのだ

岡山は紡績・染色・縫製・加工という製造工程のほとんどが地域内でまかなえ、しかも専門の工場同士が連携し、高品質なデニム生地やジーンズが安定的に生み出せるようになっている

有名ブランドなどからの依頼が増え、唯一無二ともいえる今日の岡山デニムにつながっている

児島ジーンズ

児島ジーンズは、岡山県倉敷市児島で作られている国産デニムブランドで、国産ジーンズ発祥の地である児島で、熟練した職人が手作りで縫製や加工を行っている

岡山県倉敷市児島地区の国産ジーンズは、卓越した品質と職人の手仕事による仕上げが特徴

ジャパンクオリティの真髄を感じることができるこれらのジーンズは、世界中のファッション愛好家から絶大な支持を受けている

児島ジーンズは、ヴィンテージアイテムから現代的なデザインのウェアまで、さまざまな商品をラインナップしている

半世紀にわたる研究開発の歴史と、日本人ならではの繊細な仕事が織りなす「Made in Kojima」ジーンズは、トップクラスの品質を誇っている

現在では日本にとどまらず、世界各国のブランドから注文が殺到している

日本で初めてジーンズが作られた当時に使用していたミシンなどのジーンズに関わる貴重な資料が展示されているだけでなく、職人と同じ機械を使って、ジーンズづくりの一部を体験することができる

縫製工程までできたジーンズを購入し、好きなパーツを選び、オリジナルジーンズに自らの手で仕上げていくことができる貴重な体験施設もある