今回は、New Balance(ニューバランス)の特徴的なソールシステムのギミックについて紹介する
New Balance(ニューバランス)は元々矯正靴の製造ブランドとして、New Balance(ニューバランス)社は誕生した
1906年、ボストンでアーチサポートインソールや偏平足などを直す会社
社名の由来は、履いた人にNew(新しい)、Balance(バランス)感覚をもたらすという意味でできたブランド
70年代の後半に、それを具現化したシューズを発表するや、ランナーから絶大な支持を獲得
以降、伝統を継承しながらも、最新のテクノロジーを集結し、よりよいフィット性を追求するシューズづくりを行っているNew Balance(ニューバランス)
その機能性を優先したスニーカーづくりの姿勢は、この先も決して変わることはない
そんな、New Balance(ニューバランス)には、様々なテクノロジーを駆使して、ソールシステムのギミックをたくさん開発してきた
以前は、他のブランドのデザインでスニーカーを買う人が多かったが、現代はスニーカーに履き心地を求める人がかなり増えてきた
New Balance(ニューバランス)独自のソールは他のブランドにはない履き心地を追究して、ソールシステムに力を入れてきた
今回は、New Balance(ニューバランス)独自のソールシステムについて徹底考察する
New Balanceの履き心地がいいのはクッションのおかげ!?
紳士靴やパンプスが履いていて疲れるのは、「革靴」ではあるが、とはいえ、スニーカーだからといって必ずしも疲れにくいわけではない
極端な話、500円くらいのノーブランド品のスニーカーを履いていると、足の裏や関節が痛くなってきたりすることがある
New Balance(ニューバランス)のスニーカーに搭載されているクッションテクノロジーは、種類が豊富で、どれも履き心地は最高
という方はクッション機能を知っておくと、スニーカー選びがもっとラクに、もっと楽しくなるはずだ
New Balanceで一番多く使用されているENCAPとは
New Balance(ニューバランス)で一番多く使用されているENCAP(エンキャップ)について紹介する
衝撃吸収性に優れたEVA素材を、クッションに優れつつ頑丈なポリウレタン素材に封入したミッドソール
Ralph Lauren(ラルフ ローレン)が、「1300」の履き心地を「雲の上を歩いているかのよう」と表現したとも噂されるくらい、ENCAP(エンキャップ)はクッション性と安定性に優れている
1985年に登場、New Balance(ニューバランス)のスニーカーの中で一番多く使用されているミッドソールであるENCAP(エンキャップ)
ENCAP(エンキャップ)はEVAという素材をポリウレタンで包み込んだ構造のミッドソール
EVAとは、弾力性や耐久性に優れた合成樹脂で、スニーカーのミッドソールによく使われている
ただ、ポリウレタンが使用されているため、New Balance(ニューバランス)のスニーカーの中では加水分解しやすいソールとも言われている
New Balanceの軽量なモデルが多いC-CAPの魅力は
New Balance(ニューバランス)の軽量なモデルが多いC-CAP(シーキャップ)の魅力について紹介する
1980年代に登場、実は日本の月星化成が主体となって開発されたとされるC-CAP(シーキャップ)
ENCAP(エンキャップ)にも使用されているEVA素材を、ぎゅっと圧縮させ作られたミッドソール
耐久性に優れ少し固めの履き心地ですが、安定感も抜群で、ENCAP(エンキャップ)のスニーカーよりも軽量なモデルが多い
また、使用している素材はEVAのみなので、加水分解がしにくいのもポイント
軽くてしっかりとした履き心地が好きな人は、C-CAP(シーキャップ)がオススメ
そのEVAをギュッと圧縮することで加水分解や経年劣化に強くなり、クッション性も向上しているのが特徴
体重がかかるとシワが付きやすいのがちょっと気になるが、履いた時の柔らかさの虜になる事は間違いないはず
990 Made in USAシリーズに搭載されているABZORBとは
990 Made in USAシリーズに搭載されているABZORB(アブゾーブ)について紹介する
着地した際に足が受ける衝撃を吸収をし、同時にそのエネルギーを、足が地面を蹴り上げる際の、反発弾性に促してくれるクッショニング素材
走行安定性を高める役割も備えており、1993年に登場した「998」で初めて採用された
「M991」には、前足部「つま先」とかかとの一部分にABZORB(アブゾーブ)が搭載されているが、フルレングス(ミッドソールまるごと全体)がABZORB(アブゾーブ)のモデルもある
ABZORB(アブゾーブ)のソール硬いが、どっしりと安定感があるので足がグニャグニャしないのが特徴
ほぼ100%衝撃とだけあって、本当に疲れを感じさせないソール
お値段高めの990 Made in USAシリーズによく搭載されているが、廉価版モデルにも搭載されている時は「コスパ良いかも」と思っていただけるとなお良し
200年に登場革新的テクノロジーN-ERGY
2000年に登場革新的テクノロジーN-ERGY(エナジー)について紹介する
優れた衝撃吸収性とエナジーリターンをもたらすだけでなく、耐久性にまで秀でた革新的弾性素材
「M2000」に初搭載され、New Balance(ニューバランス)ラバーを驚嘆させ、以後、派生も登場し人気を博す
2020年にデビューしてから今もなお人気モデル「2002R」に搭載されているミッドソールだが、もちもちな履き心地がかなり良い
まず、この履き心地が苦手な人はいないんじゃないかと断言できるくらいには、もちもちな履き心地と跳ね返りが沼る
強いて、デメリットを挙げるなら、隙間が多いのでケアが大変なくらいかな
最新テクノロジーFuelCellがやばい
FuelCell(フューエルセル)ミッドソールのクッショニング、反発弾性、軽量性が追加されたことで、990の進化は見れば見るほど感じられるようになっている
New Balance(ニューバランス)のFuelCell(フューエルセル)は、反発弾性にすぐれたミッドソールマテリアル
その高い推進力は、トップアスリートのみならず、一般ランナーからも高い評価を得ることに成功している
他のソールシステムより、群を抜いてクッショニング、反発弾性がやばくて何度も履きたくなるギミックだ
驚きの軽さを誇るミッドソールREV LITEの魅力とは
驚きの軽さを誇るミッドソールREV LITE(レブライト)の魅力について紹介する
クッション性と軽量性に優れた従来のものよりも、さらに約30%の軽量化を達成した
アウトドアやウォーイングにも適した履き心地を提供する
軽さは、New Balance(ニューバランス)随一と言われるだけあり、軽すぎて、心配になるくらい軽い
アジア生産モデルによく見られるため、チープな印象を持たれがち
だがしかし、軽量化のためにハイエンドモデルのスニーカーにも搭載されていることも
軽いのに1日履いても疲れないため、かなり人気のソールだ
弾力性のある素材が特徴のROLLBARとは
弾力性のある素材が特徴のROLLBAR(ロールバー)について紹介する
ROLLBAR(ロールバー)とは、踵部の内外両サイドをサポートする一体成型のプレートのこと
3次元TPU「弾力性のある素材」や軽量かつ固いグラファイト素材「黒鉛」を、
運動生理学的に最も適したポイントに装備
踵部の動きを最小限に抑え、質の高い着地安定性が実現した
ランニングシューズによく見られるFRESH FOAMとは
ランニングシューズによく見られるFRESH FOAM(フレッシュフォーム)について紹介する
交互に組み合わされたハチの巣状の凹凸は、敢えて潰れる凹と、潰れない凸から構成されている
この性質を利用しているので、どんな体格の人が履いてもクッション性と歩行安定性が変わらない
従来のようにミッドソールの素材を何枚も、何種類も組み合わせなくても、軽くて機能的なソールが1枚「単一」完成する凄いソール
軽さと機能性を求められるトレッキングシューズや、ランニングシューズによく見られる